スピッツ最新アルバム『見っけ』の冒頭を飾る、『見っけ』は、何か新しい物事の始まりを感じさせるようなキラキラ感がたまらなく 良いですね!
しかも、ただキラキラしているわけじゃなくて、主体はロックなんですよね!
スピッツの曲は、ロックとポップが綺麗に 、バランス良く融合していて、本当に素晴らしいなと思います! 本当に“国宝級”ですね!
終始ちゅるちゅる流れていくような、キラキラした感じの電子音が流れています。
この曲を初めて聴いたときに得た印象は、終始流れる電子音という特徴から、『日なたの窓に憧れて』に雰囲気が似ている曲だなと思いました。この曲も、終始特徴的な電子音が流れて いる中で、ロックさを忘れていない曲だと思います。私はこの曲が大大大好きです!
バックに電子音が流れていながら、ギターの音はしっかり歪んでい て、骨太なロックをやっている曲ってなかなかないと思います。
だ からこそ、またスピッツがこういう曲を作ってくれて、すごく嬉しかったですね!
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この曲の構成は、サビとそれを展開した部分でできていると考えています。(こういう構成の曲を何と呼ぶのでしょうか?)
『 スカーレット』も、似たような構造ですよね。
再会へ!消えそうな 道を辿りたい
すぐに準備しよう
このフレーズのコード進行が最高ですよね!だんだんとステップを上がっていくような感じが軽快で、そしてマサムネさんの突き抜け るような高音がすごく綺麗で、聴いていて鳥肌が立ちました!
“なんて気持ちの良いメロディー運びなんだ!”と。
ちなみに、G→C→D→Em→Cと進んでいくようですが、CDE と音が上がっていくことが分かりますね。
これから「再会」するというのに、あえて「消えそうな道を辿りたい」と歌うとは、さすがマサムネさんですね。 周りとは少し違う自分でいたい-だからこそ、人々が行かない道、 すなわち消えそうな道を歩いて行きたい、という決意表明なのかな と思いました。
再会へ!流星のピュンピュンで 駆け抜けろ
「流星のピュンピュン」って可愛すぎませんか・・・。ピュンピュ ンが耳について仕方ないです。
すなわちこれは、流星のピュンピュンしたやつ(おそらく、それ自体が流れ星。尾を引いている部分も含む?)は、すごく速いですか ら、それに乗っかって駆け抜けていこう、ということを歌っている のだと思いました。言葉を見るだけでもスピード感を感じますね。
ランディの歪んだサスティ-ンに 乗っていく
ファントム追い越して見っけるんだ 禁断の実
ここの部分が、この曲の中で一番好きです。突然カタカナがたくさん出てきて、しかも語感が良いんですよね!「ランディ」も「 サスティーン」も、語尾が伸びるからか、曲のノリの良さと相まっ て、気持ちよく飛び跳ねる感じがして、耳が喜ぶんですよね~!
この『ランディ』とは、おそらく変形ギターの一種であるランディローズのことを指しているのかなと思います。この変形ギター、 すごくかっこいいです!イメージは、 エクスプローラーみたいな感じでしょうか。
『サスティーン』とは、「演奏によって楽器が音の発生を開始した 後に聞こえる余韻を指す」そうです。(ja.m. wikipedia.org/wiki/サスティン)
おそらく、プーンとかウ゛ィーンとか、モーンとした音のことなん ですかね?(間違っていたらごめんなさい)
この流れで行くと、『ファントム』もギターの名前でしょうか。ファントムギターワークスというギター会社があるようです。この会 社のギターもまた、一見変わった容貌をしていますね。
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アウトロではシンセの音がチュルチュルと鳴り響いていて、最後までキラキラ感を楽しむことが出来ます。
アルバムの始まり、そして何か物事のスタートを切るような感じがすごく好きです。
何度でも聴きたくなる一曲です!