わんわん電鉄

好きな音楽は、鉄道の路線網のように広がっていくものだと思う

【名盤】スピッツ『見っけ』感想とレビュー!

待望のスピッツの最新アルバム『見っけ』が、本日10月9日に発売になりました!!!

 

とりあえず、感想を発売日のうちに記しておこうと思います!

聴いていくうちに印象が変わっていく曲もあると思うので、とりあえず暫定的な感想を記します!

 

※先入観を得たくないよ~という方は、ご覧にならないでください。

 

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①見っけ

イントロの電子音の軽快さから、ワクワクが止まりませんでした!キラキラしてます!

なんとなく、『日なたの窓に憧れて』を思い出しました。 

 

低音からぐんぐん上がっていくような、ステップを少しずつ上がって行くような曲です。

そして、突き抜ける高音が本当に綺麗です!

 

『スカーレット』もそうですが、サビから入るスピッツの曲は本当に好きですね!サビを上手に展開してるなあ〜と思います!

 

起用されているCMの趣旨ともよく合いますね!

 

②優しいあの子

ご存じのとおり、優しい曲調に癒される曲です!

 

③ありがとさん

Aメロから、しっとり(ベタっ…?)した感じで、MVの印象もあってか、昭和の夏の終わりという感じがします。懐かしさをすごく感じます。

サビ?(少しリズムが変わるところ)が入ることで、この曲の締まりがぐーっと良くなって、かっこいいんですよね!

 

④ラジオデイズ

すごく好きですね~!爽やかなイントロで、『さざなみCD』も感じますね。

サビでスピード感が出てきて、耳馴染みの良いメロディーです。

サビは、2000年代の曲の雰囲気に似てるな~と、個人的に思っています。

 

曲の途中に、マサムネさんのロク漫の音源が入っていると思います。

Cメロにマサムネさんのラジオに対する気持ちが詰め込まれているのかなと思います。メロディーが面白いです。

 

⑤花と虫

爽やかで、ラーメンに例えるならば、淡麗ラーメンみたいな曲です。

サビのマサムネさんの声がとにかく綺麗で、儚さを感じます。サビは、なんとなく物寂しさのある着地をするのですが、なぜでしょうか?『初恋クレイジー』と同じ原理なのでしょうか?

 

間奏がすごく好みですね!優しく包み込んでくれます。晴れた日の朝の光のようです。

 

ブービー

Aメロから衝撃でした……「なんだこの歌謡曲感は!!」と。ザクザクリズムを切る感じ、またその直後は滑らかになる……という曲調は、私は初めて聞きました。

少し寂しそうで、ミステリアスのある感じの曲調です。

ブービーは、生きものなのでしょうか?歌詞から推測できそうで、面白そうですね!

 

⑦快速

イントロに、女性の声がぽわぽわ〜と入っていて、一瞬異国にいるのかと思いました。(?)

曲全体から、初期のロックバンドの雰囲気を感じます。Aメロは、ベースとドラムがズンズン進んでいくような感じで、疾走感があります。タイトルにぴったりですね!

『流線形のあいつ』から、流線形電車って、何でしょうね?一瞬、ムーミン(EF55形)を想像しましたが、違いますね。取り敢えず、今はE653形を想像して聴いています。

 

⑧YM71D 

「やめないで」でしたね!!すっかり列車番号かと思ってました!

ギターが細かく刻む感じで、すごくおしゃれで、大人っぽい曲です。なんとなく『HOLIDAY』を思い出しました。

「初めては怖いけど」「やめないで」というところから、やっぱりこれは、えっちな……?と想像してしまいましたが、真相はどうなのでしょうね。これは、歌詞の深読みのしがいがありますね笑。

 

⑨はぐれ狼

タイトルとは裏腹に、Aメロは可愛い曲調です。ギターが細かく刻まれています。これとは反対に、Bメロでは滑らかになる……という、私のお気に入りのパターンです!

サビは、ズンズンと上がっていく感じで、マサムネさんの滑らかな高音が堪能出来る曲です。 

サビの曲調、そして歌詞から、すごく強い意志を感じます。

 

⑩まがった僕のしっぽ

これですよ!!変調して、めちゃくちゃ印象を変える曲は!!

イントロから、『コンドルは飛んでいく』感を感じて、すごく壮大で雄大な曲調だと思っていました。

しかし!

2番が終わったところで、突然スピードアップ&激しく!&やんちゃ!なります!細いチューブを勢いよく突き抜けていくようなイメージです。(伝わらない)

これには、すごく驚かされて、初めて聴いたときは「うおおおこれ好き!」と叫んでしまいました笑 

歌詞が、なんとなくえっち……?で、それまでは隠していた欲望を爆発させているみたいな感じがします。

 

⑪初夏の日

落ち着いた、優しい曲です。この曲、とりわけサビに、なんとなく懐かしさを感じます。

季節感を感じさせる言葉選びに感動します。そして、言葉のひとつひとつが、キラキラした音と相まって、すごく綺麗です。

「時が流れるのは しょうがないな」に切なさを感じますね。何か儚さを歌った曲なのかなと思いました。

 

⑫ヤマブキ

やっぱりスピッツのアルバムの最後の曲は、前向きで、ロックな曲が来ますね!アルバム全体を引締めます!

曲全体がめちゃくちゃ好みですね!

サビが特に良いです!マサムネさんの力強く伸びた高音が、気持ちが良いです。

歌詞を見てみると、これからもバンド活動を続けていくぞ!という決意表明の曲なのかなと思います。

最後に、曲の冒頭の1フレーズを置いて、曲が終わるというのも良いですね!まだまだ、続いていくぞ!って感じですね!

 

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以上、『見っけ』を最初に聴いた時の感想をまとめました!

『ブランケット』については、ボーナストラックですので、また後日追記します。

 

結論として、良い意味で変わらないスピッツに会える1枚です!

 

懐かしさの中に新しさを感じる、この『見っけ』は、間違いなく名盤です!

 

 

見っけ(初回限定盤)(SHM-CD+DVD付)

見っけ(初回限定盤)(SHM-CD+DVD付)

 

ちなみに私は、DVDつきをゲットしました!映像も素晴らしい(特にフランスでの撮影の様子は尊いです……!)です!やはり、映像ディスクつきは素晴らしいですね!