わんわん電鉄

好きな音楽は、鉄道の路線網のように広がっていくものだと思う

【2023年版】私の音楽の履歴書

私がこれまでどのような音楽を聴いてきたか(≒ハマったか、好きになったか)をご紹介します。

番号は、「私が好きになった順」です。

 

 

槇原敬之

物心ついた時点を起点として、私が初めて好きになった歌手が槇原敬之さんでした。私が小学1年生の頃だったかと思います。

 

好きになったきっかけは、もう覚えていません・・・!ただ、ちょうどその頃、車の中でよく流れていた曲が、槇原さんの曲だったと思います。また、校内で『no.1』という曲が毎日流れていたのですが、そのこともきっかけの一つになっていたかもしれません。

 

 

ストレートな歌詞と、槇原さんの柔らかくて伸びやかな声が、すごく好きです。

一番好きだった曲が、『もう恋なんてしない』(1992)です。

小1のとき、この曲がすごく好きで、同級生の子によくこの曲の話をしていたことを思い出します。もちろん、その同級生の子は、この曲のことはおろか、槇原敬之というアーティストのことも知りませんでしたが・・・。小学生でこの曲を聴くなんて、なんだか大人びている感じもします(苦笑)

 

 

小1の私は、槇原さんのこの曲が好きすぎるがために、音楽の教科書に、自由に楽譜を書き込める欄があったのですが、そこに五線譜を無視してこの曲を書き込んだ(後に後悔することになる)ことがありました笑。

 

 

この曲の他にも、『北風~きみにとどきますように~』が好きでした。


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インフルエンザにかかったり、世界の将来を悲観していたりした小1の冬によく聴いていた、思い出深い曲です。

 

 

aiko

パワフルさとセクシーさに惹かれました!

好きになったきっかけが、車の中で流れていた『桜の木の下』というアルバムです。

その中の『愛の病』という曲が、当時の私は1番好きでした。イントロが忘れられません。「ギターとストリングスによるイントロが印象的」(https://music.dmkt-sp.jp/song/S1003409505/)とあります。上手く両者が綺麗に融合しています。

愛の病

愛の病

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"愛の病"とは、相手を好きすぎておかしくなっちゃう(不安になったりドキドキしたり?)ことを表現しているのでしょうか?

この曲も小さい頃好きだっただなんて、なんだか私はマセガキなような気がしてきます……(苦笑)

 

大人になった今、この曲を聴くと「分かる……」と胸が苦しくなるフレーズばかりです。 

あなたを好きで心底愛して

こんなに切ないものなんだって声を殺して泣きました

全世界、男女関係なく共感できるフレーズではないでしょうか。

 

 

この曲の他にも、『キラキラ』や『悪口』が好きでした。

悪口

悪口

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③80年代アイドル

1:松田聖子

王道中の王道ですね。聖子ちゃんに関しても、やはり車の中で聴いた曲をキッカケに好きになりました。『Rock'n Rouge』が1番好きですし、私の十八番です(かわいい曲なのですが、カラオケで歌うと、私の歌の下手さが露呈してしまうという「小悪魔的」な曲です笑)。

Rock'n Rouge

Rock'n Rouge

  • 松田 聖子
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他には『チェリーブラッサム』『sweet memories』が好きです。

チェリーブラッサム

チェリーブラッサム

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SWEET MEMORIES

SWEET MEMORIES

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sweet memories』に関しては、何度聴いても涙してしまいます。

かつて、サントリービールのcm曲として起用されていました。あのcmに出ているペンギン(ペンギンズ・メモリー 幸福物語)もまた、可哀想なことが多くて涙が止まりません……。あの曲と、ビールを飲むペンギン………ぴったりすぎて、何度でも涙を誘います…。

 

 

なつかしい痛みだわ  ずっと前に忘れていた

でもあなたを見たとき  時間だけ後戻りしたの

この歌詞がすごく胸に染みます。いろいろな経験を経てからこの曲を聴いてみると、この曲は、昔好きだった人に会ったときの切ない気持ちを鮮やかに、ありのままに描いている素晴らしい曲だと感じます。先日、ふとこの曲を聴いたときには、涙が止まらなくなりました・・・。

 

 

2:中森明菜

こちらも王道中の王道ですよね!

学生時代、クラスメイトに明菜ちゃんを好きな人が沢山いました。

 

ちなみに、私が1番好きな曲は『½の神話』です。ちょっと大人びている感じが、私にグッときました。

1/2の神話 <30th anniversary mix>

1/2の神話 <30th anniversary mix>

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もうひとつ、1番好きな曲として挙げたくなるのが『セカンド・ラブ』です。

セカンド・ラブ

セカンド・ラブ

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恋も二度目なら 少しは上手に

愛のメッセージ 伝えたい

(恐らく)二度目の恋をしたであろうときに、この曲を思い出しました笑

この曲の主人公は、「最初の恋は上手くいかなかったけど…今度こそは…」という、不器用な女の子なのでしょう・・・かわいいです。

 

3:うしろゆびさされ組

これも車の中でよく聴いていて、それをキッカケに好きになりました。

このグループの曲がOP・EDとして使われていた『ハイスクール!奇面組』は、まだ観たことがありません。

 

 

秋元康さんは、こんな時代から活躍していたのか…と驚きです。今のAKBグループや、坂道グループへと繋がる、大人数アイドルというのは、この時代から人気があったのですね。

 

1番好きな曲は、『かしこ』です。

かしこ

かしこ

この曲のダンスをコピーするほど、好きでした!(ちなみに、人前でこのダンスを踊っても、見向きもされませんでした笑)

 

恋の列車は……(中略)……各駅停車

可愛すぎる歌詞です!「前途多難だけど、少しずつ、あなたに近づいていくよ♡」という感じなのでしょうか。

 

 

他には、『上手な恋の飲みかた』が好きです。思春期の男女の、きわどくて危ない感じ(一線を超えるか?超えないか?)をよく表現しているなと思います。

上手な恋の飲みかた

上手な恋の飲みかた

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今思うと、エロいですね。歌詞の意味をわからずに聴いていた、小さい頃の私を殴りに行きたいですね。

 

 

レミオロメン(1回目)

レミオに関しては、好きになった期間が、時間を置いて2回あります。

1回目は、『もっと遠くへ』が発売された頃から、アルバム『花鳥風月』が発表されて少したった頃(2010年頃)までです。

 

 

車の中で『レミオベスト』が流れていて、その中の『電話』をキッカケにレミオが好きになりました。 


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遠距離恋愛の2人を描いた曲です。この曲の世界観が好きすぎて、自分なりに漫画を描いてみたほどです!

天気予報も 違うくらい 離れてしまったね

この表現は秀逸です!天気予報の場所で、2人が遠距離恋愛をしていることを表現している楽曲は見たことありません!

 

 

当時は、『レミオベスト』を、ずーっと何度も聴いていました。ちなみに、その頃から、『アイランド』がめちゃくちゃ好きでした(今も、レミオの曲の中で、1番目か2番目に好きな曲です)。


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その後、アルバム『花鳥風月』が発表され、少したった頃に、私は聴くのをやめてしまったのです。その理由は、あんまり覚えていません(ひとつだけ、思い当たる節がありますが、これは、またの機会に)。

そしてその2年後に、レミオは活動を休止し、藤巻亮太さんがソロデビューします。

そのことを知らないまま、5年ほどが経過し、また私はファンになってしまいます笑。

 

 

BUMP OF CHICKEN

バンプには、めちゃくちゃハマりました!中学~高校時代、狂ったように聴いていました!笑 ライブにも行きました!プラバンも勝手に作っていました(自分のカバンにジャラジャラつけてました笑)!チャマのお父さんが経営する「おおいわ」にも行きました!

 

好きになったきっかけの曲が『カルマ』です。

カルマ

カルマ

小さい頃、車の中で聴いたことをきっかけに好きになったのですが、当時の私はその曲名や歌手名を調べる能力がなく、曲のサビを覚えているだけで、何年も過ごしていました。何年か後のあるとき、某TBSの深夜の音楽番組のライブラリー企画で、『カルマ』がランクインしているのを見て、「この曲はBUMP OF CHICKENの曲なんだ!」と知りました。

 

それ以来、BUMPファンになりました。

 

『カルマ』は本当にいい曲です。とにかくカッコイイんです。サビの爆発力がすごいですし、グロッケン?の音のキラキラ感が好きです。MVの、少し映像があせている感じも好きです。

生まれた意味を知る

の部分で、MVでは、藤くんが中央から起き上がってきますが、見るだけでゾクゾクっとします。

青春時代を語るには欠かせないアーティストの1人です。 

 

他には『夢の飼い主』『太陽』などが、とりわけ好きです。(他にも好きな曲がありすぎて、書ききれません。)

夢の飼い主

夢の飼い主

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太陽

太陽

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BUMPからは『アリア』の発表を境に、離れてしまっていますが、新アルバム『Aurora arc』は聴きました!このアルバムの中だと、『月虹』が好きです。今までのBUMPにはあまりなかった感じの、歌謡ロック感が好きです。

 

 

レミオロメン(2回目)と藤巻亮太

同じアーティストを、時期を置いて、好きになることってありますよね。

 

レミオをもう一度好きになったきっかけ・・・というと、確か、たまたま「今どうしているんだろう」と気になって調べてみたことだったと思います。活動休止、そして、ボーカルの藤巻亮太さんがソロデビューされたということを知り、驚きました。

そこから、なぜ「他の、聴いたことのなかったレミオの曲を聴いてみよう」と思ったのかは・・・忘れました笑 どうしてだったのか・・・。

 

 

1回目に好きになった時期には、『レミオベスト』『花鳥風月』しか聴かなかったのですが、2回目に好きになった時期には、全て聴きました。そして、全て好きになりました!

 

アルバム『朝顔』は名盤です。

この中の『昭和』『追いかけっこ』が1番好きで、この曲の歌詞に何回も助けられました。

追いかけっこ

追いかけっこ

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『昭和』については、

寂しさの分優しくもなれ  1人の脆ささえ受け止めて

この部分が特に胸に響きます。弱っている感情や、孤独な感情に寄り添ってくれる曲が多いです。

昭和

昭和

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このアルバムの曲は、歪んだロックサウンドと、情景描写に絡めた内省的な歌詞が特徴的で、希有なアルバムなのではないかと思っています。

 

 

初期の曲こそ、ロックな曲が多くなっていますが、『ether』以降の曲のなかには、壮大で感動的な曲も多く、『アイランド』や『夢の蕾』はその代表例だと思います。当時は、色々と賛否両論あったようですが、私個人としては、ロックバンドとしてのレミオも、次第にポップ化し、あるいは、ストリングスを多用していったバンドとしてのレミオも、どちらも好きなんです。

 

名曲ばかり生み出してきたレミオロメンの再結成がいつかあればいいのになぁ、と思っています。

 

 

藤巻さんのソロ活動に関しても、この頃から追いかけるようになりました。レミオを一通り聴いて、『よし、じゃあ藤巻さんのソロ曲も聴いてみよう!』と思うようになったのです。アルバム『日日是好日』のリリース頃の話です。

 

 

今のところ、アルバム『北極星』の中の『波音』と『Life is wonderful』が1番好きです。『オオカミ青年』からは、『キャッチ&ボール』が1番好きです!名曲です!

最新アルバム『Sunshine』からは、『Sunshine』と『サヨナラ花束』が好きです。

 

 

星野源

当時、音楽番組「JAPAN COUNTDOWN」などで、MVやライブの様子がかなり取り上げられていたことや、雑誌『Bridge』にインタビューが掲載されているのをなんとなく読んだことがきっかけで、星野さんを知り、そして、曲を聴いていくようになりました。

rockinon.com

↑この号の『Bridge』は、非常に思い出深いです!これが私が生まれてはじめて音楽雑誌です。興味深くて、最初から最後まで、知らないアーティストのインタビューも隅から隅まで読みました!

ちなみに、この時期の星野さんの髪型が一番好きです…。

 

 

初めて聴いたアルバムは、『Stranger』でした。当時は、『フィルム』や『知らない』をよく聴いていました。

 

その後、アルバム『YELLOW DANCER』のリリースをきっかけに、『エピソード』や『ばかのうた』まで遡って、色々と聴くようになりました。

ハマるきっかけになった曲は、『化物』です。


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星野さんは、くも膜下出血を乗り越えて今に至るわけですが、この曲を聴くと、星野さんの生きる強さを感じますし、生きる力をもらえるような気がします(星野さんは、この曲の収録直後に倒れました)。

 

 

星野さんのソロとしてのデビューが2010年ということで、2012年から(なんとなく)追いかけている私は、比較的古参な方であるといえると思います(だからなんだ、という話なのですが・・・)。そして、星野さんの色々な曲をタイムリーに追いかけてみて、聴いてみて思うのは、アコースティックな曲が心に染みる、ということです。

 

 

今の星野さんの音楽性を否定するわけではありません。今の星野さんの曲は、非常に進化していて、『Pop Virus』を聴いたときには、新時代の幕開けだなぁと思いました。もちろん、それはかっこいいし、オシャレだし、なんだか最先端だなぁという気がします。ただ、初期の曲には、じんわり染みてくる、日常性をもった味わいが強く感じられ、私は、凄く好きなんです。音が繊細で、ほどよい「すきま」があり(音が詰め込まれすぎていないということ)、シンプルで、歌詞の内容も、ありのままの私たちが主人公になれるようなものが多く、日常生活にそっと寄り添ってくれるような、夜寝る前に読みたくなる小説のような曲が多いと感じています。感覚的に、感情移入しやすい曲が多いかな?という感じがします。昔の方が良い、と言いたいわけではありません(私が昔の曲推しなのは、ただ単に、個人的な思い入れが強いから、というだけかもしれません・・・星野さんが楽しく、音楽活動を続けられるのが一番です!)。もし、最近星野さんのファンになった子が周りにいたとしたら、是非初期の曲も聴いてもらうよう勧めたいなと思っています。

 

 

個人的には、アルバム『エピソード』は、音楽界の名盤中の名盤だと思います。どの曲も大好きなのですが、私が特に推したいのは、次の三曲です。

第一に、『未来』です。

一日の終わりに、頑張った自分をそっと励ましてくれるような優しい曲です。メロディー自体もしっとり、ゆったりとしたもので、個人的には究極の癒やし曲だと思っています。

個人的には、遠くの予備校に通っていた頃、夜9時に授業が終わって、そこから1時間半くらいかけて帰宅するのですが、その際の夜遅くの電車でこの曲をよく聴いていたので、非常に思い出深い曲です。

未来

未来

 

第二に、『ステップ』です。

この曲は、星野さん曰く「墓参りの歌」であるとのことです(『エピソード』のCDケース内の曲解説より)。サビのピアノのリズムや音の厚みが非常に軽快で心地良くて好きです。そのような軽快な音楽にのせて、大切な人をなくしても、お墓で待ち合わせて、また会えるとして、明るく歌っており、歌詞自体、物悲しさを感じさせることはなく前向きなものとなっています。しかし、やはりどこか悲しさや切なさを感じさせるため、私はこの曲で何度も泣いてしまったことがあります。

誰かな 虫が歌う 呼べど返事はないけど

いつかはここに僕も 早送りしようぜ 公園の隅

ここの歌詞が、とにかく切なくて泣けます…。

ステップ

ステップ

 

第三に、『予想』です。

この曲について、星野さんによれば、「誰にも見つけてもらえないまま死んでしまった人というのは、どんな気持ちなんだろうと、一生懸命想像して作りました」とのことです(引用元は上に同じです)。

幸せになれ 僕は側でみてる

意外と近いんだ

遥か遠くても

この最後の歌詞で涙腺崩壊です。この記事を書いている今も泣きそうになっています…。

この歌詞で描かれている、主人公の自分の死を受け入れて、(おそらく)思い残したあの娘の幸せを願う姿と、死後の世界は、現世と遥か遠くとも近いとする考え方が、今を生きる私達を強くしてくれるような気がします。私は、この曲を聴くまえは、ただただ死は怖いものだ、と思っていたのですが、この曲を聴いて、あの世に行っても残してきてしまった大事な人のそばにいられるのかもしれないなんて思うようになり、死を以前よりも前向きに受け入れられるようになったことを覚えています。

あ〜やっぱりだめでした…ここまで書き終わった時点で、ボロ泣きしてしまいました…。

予想

予想

 

 

ロードオブメジャー

小さい頃、車の中でよく聴いていました。そのことをたまたま思い出して、Youtubeで聴いたら、ズブズブと沼にハマってしまいました。家の中を探して発見した『GOLDEN ROAD~BEST~』を聴いて、当時は聴いていなかった曲も聴くようになり、さらにハマりました…あの興奮は、一生忘れないと思います!!!興奮しすぎて、クラスメイトを適当に捕まえて、ロードオブメジャーについて一方的に熱く語ったこともあります!!!(もちろん、めっちゃ迷惑がられました、、、)

 

 

以前の記事も併せて読んでいただけると嬉しいです。

ここで取り上げた3曲が、1番好きな曲です。

 

 

辛いときはロードオブメジャーの曲を聴いて、元気をもらっていました。とある時期の夏は、ロードオブメジャーしか聴いていませんでした。

今は解散してしまっていて、残念です。

 

しかし、解散後、ボーカルの北川けんいちさんがソロデビューしていたことから、彼の1stアルバム『いち』も聴きました!

 

 

WANDS

スラムダンク』が好きだったので、『世界が終わるまでは……』は当然良く聴いていて大好きでした。そして、あるとき、たまたまYoutubeWANDSを調べて色々聴いてみたら、どハマりしました。

最初は有名な曲だけ聴こうと思ったのですが、結果的には全アルバムを揃え、8cmシングルがあったら買うほどにまでなってしまいました。

 

初期と後期で、曲調や上杉さんの服装が違うのが、また面白いですよね。後期(アルバム『Flower』の時期)は上杉さんの個性が強く出ています。

 

よく周囲の人に「WANDSが好きです」と言うと、「古っ」と言われるのですが、音楽に古い新しいなんてない、と思わせてくれるのが、WANDSの曲なんです。

(確かに初期WANDSの曲に関しては、90年代色の電子音などが多用された曲が多く、最近の子には馴染みがないかもしれませんが…)

 

1番好きな曲は、『Love & Hate』です。初期のようなポップな曲調にのせて、上杉さんのこれまでのWANDSに対する皮肉と、強い意志が表現されています。正反対のベクトルの要素があまりにも上手く溶け込みすぎていて、最初は、その意味が分からなかったのですが、聴いていくうちに「なるほど…」と思いました。

 

他には『星のない空の下で』『孤独へのTarget』が好きです。

星のない空の下で

星のない空の下で

 

 

小沢健二

オザケンにハマった時期というのは、精神的に辛かった時期でした。

父がオザケン好きだったことから(私も小さい頃からよく、『東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー』を聴いていました)、なんとなーくYoutubeオザケンを調べ、『ラブリー』を聴いてみたのです。

それで LIFE IS COMIN' BACK 僕らを待つ

ここの歌詞にすごく救われたのです。『LIFE IS COMIN' BACK』の『LIFE』には、元気や精力、活気、元気といった意味がありますから、訳すと「元気が戻ってくる」という意味にもなりそうです。そう思うと、当時の私は、なんだか元気になれたんですよね。

「辛いのは今だけなんだ。きっと、元気も戻ってくるんだ。」と、自分を元気づけることが出来ました。

 

 

オザケンにハマりだして一年くらい経った頃だったかと思いますが、小沢さんが超久しぶりにシングルをリリースするということで、テレビへの露出が急激に増えたり、三谷幸喜さんがテレビ企画で『流星ビバップ』を解説したりするなど、巷でオザケンブームがまたやってきていました。私は、それが本当に嬉しかったのをよく覚えています。

 

 

ちなみに私が1番好きな曲は、『おやすみなさい、仔猫ちゃん!』です。曲全体がメルヘンで、キラキラとした魔法に包まれているみたいで好きです。聴いていると、本当に眠くなってしまいます。

『球体の奏でる音楽』の中では、『ホテルと嵐』も好きです。

 

 

JUDY AND MARY

ベスト盤『FRESH』とアルバム『ORANGE SUNSHINE』、この2枚のアルバムをめちゃくちゃ聴きました。

 

ベースの恩田快人さんのルックスがめちゃくちゃ好みで、好きです!アイメイクが上手すぎますし、なにより、澄んだ美しい瞳が羨ましいです!カッコ良すぎる〜!

色んな恩田さんを見たいがために、PRESENCEやJACKS'N'JOKERまで遡っていきました!映画『いつかギラギラする日』までも観ました笑

 

 

1番好きな曲は、『Blue Tears』です。

BLUE TEARS

BLUE TEARS

私は「めちゃイケ」から知った訳ではなく、そのアルバムを聴いていたら、「あ!これすごくいい!」となって好きになった曲です。

聴くだけで切なくなります。そして、曲調に懐かしさを感じます。

この曲の頃のジュディマリは、ロリータ感を前面に押し出しているので、この曲を歌うYUKIちゃんには、幼さの中に、まだ名付けられぬ感情としての切なさを感じているように思います。

Aメロのコード進行も気持ちが良くて、すごく好きです。

 

 

他に好きな曲は、『KYOTO』です。

KYOTO

KYOTO

なんでこんなに綺麗で透明な曲を作れるんだろう!と思いました。サビのハモリが、胸が苦しくなるほどに繊細で儚くて美しいです。

全体的に儚げな曲でありながら、アウトロでエレキがキュイイイインと存在感を示しているのもまた印象的です。

 

 

スピッツ

もともと私は、全くファンではなかったものの、スピッツの曲を結構知っていて、タイアップやCM曲については、かなり聴いたことがある、という状態でした。センチュリー21のCMがきっかけで、『小さな生き物』を借りたこともありました。また、小さい頃には、父が購入して聴いていた『RECYCLE~Greatest Hits of SPITZ』をなんとなく聴いたことがありました。

 

ファンではなかったものの、私はかなりスピッツのメインの曲を知っていたように思います。さすが国民的バンドです。

 

 

沼る寸前の、本当に最初のきっかけは、なんとなく「今スピッツってどんな活動をしてるんだろう」と、興味本位で調べただけだったのです。そして、久々に曲を聴こうかな、とウォークマンに『涙がキラリ☆』と『小さな生き物』『さらさら』を入れただけだったのです。その3曲だけを聴くつもりだったのです。なぜか「絶対に沼にハマらないぞ!」という信念があったからです。

それなのに、スピッツの曲があまりにも良すぎて、もっと聴きたくなってしまい、『夢じゃない』を聴きました。そして、ついにノックアウトです。個人的な懐かしさ(家族内でサビが替えられて歌われていたことがある)と曲の良さに負けました。

こうして「絶対に沼にハマらないぞ!」という謎の強い信念も折れてしまい、ズブズブと深い沼へと入っていってしまいました。

 

 

スピッツの曲は、一つ一つの楽曲のレベルが高いですよね!カップリング、アルバム曲といった概念は、スピッツには不要だと思います。

ファンになりたての頃、全曲網羅するために、今聴ける全曲を手元に揃えたのですが、それはそれは本当に大変でした。

 

 

私が1番好きな曲は、『インディゴ地平線』です。

この曲に個人的な思い入れがありますし、切なさを感じさせる曲調も好きです。

眠たくなるほどに重苦しい、どこかモコモコした音の中で、高音で伸びやかなマサムネさんの声が響いていて、それがすごく心地よいのです。

逆風に向かい 手を広げて

壊れてみよう 僕達は希望のクズだから

ここでのマサムネさんの声の伸びの美しさが凄いです。そして、この歌詞がすごく心に残るんですよね。最初は、「え?クズ?」と思いましたけれども笑

 

 

スピッツに関しては、現在進行形で聴いているうえに、好きな曲が沢山ありすぎて書ききれないのですが、フォークソングとロックが融合している『旅の途中』や『君と暮らせたら』などは特に好きです。

旅の途中

旅の途中

君と暮らせたら

君と暮らせたら

 

歌謡ロックな『魔女旅に出る』『プール』は、稀有な曲だと感じています。こんなにも特別な曲に出会えて嬉しいです!

魔女旅に出る

魔女旅に出る

プール

プール

 

ちゅるちゅるした感じのシーケンサーがバックで鳴り響いて心地良い『日なたの窓に憧れて』と『見っけ』もたまらなく好きです。

日なたの窓に憧れて

日なたの窓に憧れて

見っけ

見っけ

 

 

aiko(二回目)

やはり、人間には、過去に好きだったアーティストを、時間をおいてまた好きになることがあるようです。

aikoさんには、13年ぶりにめっちゃハマりまして、昔は『桜の木の下』だけ聴いていましたが、今度は、ベスト盤から攻めていき、初期アルバムも含めて、全体的に網羅しようと試みています(笑)

 

 

精神的に弱っている時期に、なんとなく(またまた)、昔好きだった『桜の木の下』をウォークマンに入れて聴いてみたら、急に懐かしくなってきたうえに、昔はあまり聴かなかった『二人の形』が今になって胸に刺さりだして、気づいたらもう沼にハマっていました。

 

 

昔の私は、aikoさんのロックな曲やテンポのいいポップな曲が好きでした。しかし、今の私は、そういった曲ももちろん好きですが、どちらかといえば、バラード曲がとにかく好きです。

今の私が一番好きな曲は、『天の川』です。

天の川

天の川

音の数が少なく、シンプルで、静かめな曲だからこそ、切ない心情が際立っているように感じます。

また、個人的には、あまり聞いたことがない感じのサビ、すなわち、入りは重ために、そこからどんどん上がっていき、本当に流れるように、線を描くような「天の川を流れ」のメロディーがくるというサビが、クセになります。音楽知識もない私ですが、気になってコード進行を調べてみたところ、原曲キーでは、♭がつきまくっていていてビックリしました。だからこそ、あの独特な曲の雰囲気が出るんですかね…!?

 

その他にも、『三国駅』『ナキ・ムシ』『くちびる』などが好きです。

三国駅

三国駅

ナキ・ムシ

ナキ・ムシ

くちびる

くちびる

 

 

堂島孝平

サントリーのトリス〈クラシック〉のCMをきっかけに堂島さんを知り(『こち亀』の曲は知っていましたが、それを歌っているのが堂島さんだということまでは知りませんでした)、それをきっかけにYou Tubeで色々と聴いていくうちに、沼にハマっていきました。

 

『世界は僕のもの』が今はとにかく大好きです(こちらの記事でもご紹介しました)。

wantetsu.hatenablog.com

 

 

初めて聴いたアルバムは、『サンキューミュージック』だったのですが、シティポップな堂島さんの曲に初めて出会って、かなりの衝撃を受けました。これが堂島さんのシティポップなんだ!と…。

このアルバムの中だと、『ハートビートシンフォニー』や『マーブルサンデー』が好きです。前者は、流れるようなゆるやかさと、刻むようなリズムの緩急のつきかたが非常に気持ちが良くて好きです。後者は、跳ねるような軽快なリズムにのせて、別れたあとの心情を歌っているところ、また、その歌詞が切なく、また、失恋感情を的確に表現しているところがすごく好きです。

現在が過去にまざりあって ずっと

心のなかに残ってしまった過去の思い出を、今から切り離して忘れようとするのではなく、過去を今に繰り返すような感じで(過去の「君」が現在もそのままでいるように無理やり自分の中で錯覚させるような感覚)、今と過去とを繋げて考えようとしているのかなと解釈しています。それがなんとも切なく…好きです。

 

 

 

他にも、『てんてん』や『月光地帯』が好きです。

てんてん

てんてん

「点」について、言葉遊びのように色々な「点」が出てきて、それだけでも面白いのですが、なかには哲学的に考えたくなる歌詞も出てくるなどして、クセになる一曲です。

分かり合えてないって前提で相対し介在する それ

この箇所が、特に哲学的に考えたくなるところです。また、外国語を訳したみたいな文章になっていて、個人的に好きです(笑)。

MVのパペットスンスンとノンノンのダンスも、キレッキレで、またクセになります。とりわけ、「のべつ〜」のところの、横向きの状態から、首をこちらに向ける動きは、たまらなく可愛いです!

 

 

月光地帯

月光地帯

この曲については、冒頭のサビだけ何度も聴いていて、「夏目漱石かな…」と思っていたのですが、ある時ふと、全体を聴いてみて、

その指に光る 見慣れない指輪

眩しさに胸が軋んで 空を見上げた

という歌詞に遭遇して、思わず「えーーーー!」と叫んでしまいました。苦しすぎます〜!そして、こんな限定的であろうシチュエーションの曲をリアリティをもって書ける堂島さんの凄さに脱帽しました。

「君」は、「僕」のことを好きだったのでしょうに、どうして他の人と結婚してしまったのでしょう…まさか、この「夜に月が綺麗な日はよく君が教えてくれたね」というのは、「僕」は、「君」の指輪が見えて、胸が苦しくて、辛いがために空を見上げ、そのたびに月が綺麗だと気付かされていたのか(君が好きで、辛いからこそ空を見上げていた、ということは、間接的に、君が教えてくれていた、ということになる…!?)などと、色々と想像しました。それくらい衝撃的な歌詞でした。

 

 

・・・・・・

 

 

以上、私がこれまで好きになった12組のアーティスト(と、私にまつわるエピソードのようなもの)について紹介しました。

 

私は音楽を、浅く広く聴くタイプではなく、深く狭く聴くタイプなので、色んなアーティストの曲について知っている訳ではありません。(このことについて、よく周りから馬鹿にされます苦笑)

 

けれども、数少なくても、好きなアーティストについて深く掘り下げていくという音楽の聴き方もあると思いますし、私はそのようにして音楽を楽しみたいと思っています。

 

これからもよろしくお願い致します!