わんわん電鉄

好きな音楽は、鉄道の路線網のように広がっていくものだと思う

ファン歴10年にして藤巻亮太さんに沼りつつある

こんにちは。わんわん電鉄です。

 

私は、レミオロメン藤巻亮太さん(ソロ)のファンになってから、通算して10年になります。その10年間、楽曲に対するファンだったのですが…そのときは、突然訪れました。

 

藤巻亮太さんに沼ってしまったあぁ〜

 

正直なところ、私は、レミオ、そして藤巻さんについては、よくわからないまま、いつのまにかファンになっていた人間なんです。そもそも、バンドが何人編成で、どういう人たちがやっていてということすら知らず、ただCDから流れてくる音楽そのものを好きになったことがきっかけでファンになりました。

 

 

どんなバンドメンバーかということを知ったときも、

前田さんには、親しみのある感じ

宮司さんには、イケメンさんだという感じ

藤巻さんには、黒目大きいな〜という感じ

といった印象を得たくらいでした。もちろん、かっこいい!とは思うのですが、私の好きになるタイプとは少し違っていたので、『ウッ……(倒れ込む)……しゅき……』みたいになることは、ありませんでした。

ちなみに、私が好きになるタイプというのは、田中樹さんや、高橋一生さん、滝藤賢一さんといった、キリッとした目の形で、涙袋が豊かな方々です。また、猫目な感じの男性、すなわち、草野マサムネさんや堂島孝平さんも好きです(どうでもいい情報をすみません)。

 

 

最初のきっかけ

おそらく、今年の『Sunshine』リリース記念のオンラインサイン会が最初のきっかけになったと思います。

書いていただいたサインを横のカメラに見せる場面がありました。その際のカメラ目線(上目遣いみたいな目!)、そして手に持っていただいているのは、私の名前が書かれたサイン……!!!

 

単純な人間です。コロッと。

胸がじんわりと熱くなりました。

うわ〜好きだ…、となりました。

 

いやぁもう、名前を呼んでいただけただけで飛び上がるほどに嬉しかったんです。なんやかんやいって、10年近く推してるアーティストに呼んでいただけたのですから。前アルバム『北極星』のお渡しイベントに参加することを、受験勉強のために泣く泣く諦めたものですから。

 

名前呼びに加えて、カメラ目線!!その「ありがとうございます」は、サインの宛名の人物、すなわち、私に向けられたものであるわけですよ!!!藤巻さん、すき!こちらこそ、ありがとう!!圧倒的感謝!!!

藤巻さんの優しさと可愛さ(40代になって、ますます可愛さが増している)に、心奪われたのです・・・。

 

皆さん、私と同様、きっと画面の前で悶絶されたことでしょう…。

 

時間内に全員分を呼んで、書こうとしてくださった藤巻さんの男気に惚れました。

 

 

これぞ、"the final blow"

ファン歴通算10年にして、藤巻さんに対する今まで以上の「好き!!」を抱えて迎えた、1月24日のインスタライブで、トドメの一撃を喰らいました。

 

『変態』と言われること覚悟で、素直に書きます。

筋肉の話は、やばい。かっこよさ通り越して、エロい。妄想してしまうよ…

ニッパーくんとのやりとりがかわいい、かわいすぎる(私は犬好きだからなおさら)

最後のウインク、可愛すぎない…え!?なにこれ!かわ……愛お死…(愛おしすぎて死にそうになること)

ふわふわの髪の毛、かわいい…似合ってる……(長髪もかなり好きだったけど、このもっさりした髪型が好き…)

やばかったです。萌えポイントばかりでした。

 

 

インスタライブが終わったあと、スマホ片手に倒れ込んでいたのですが(客観的に見たら、まじで気持ち悪いですね)、心のなかでは、『すきーーーー!!尊い~~~~かわいすぎるう!』という気持ちが破裂しそうになっていました。

 

 

正直なところ、自分でも困惑しているんです…まじで自分がキモいし(変態すぎて)、今まで藤巻さんに対して、こんなにも強烈な感情を抱いたことがなかったものですから…。昔、高一の頃にもう一度ファンになった頃には、『ether』の頃のアンニュイな藤巻さんがたまらなく好き、という感情はありましたが…。

 

 

しかし、困惑する必要もないのかもしれません。というのも、推しがほとんどアラフォー、アラフィフであり、彼らのその年ならではの魅力を感じていたからです。(アラサー、アラ還の推しもいますよ!!幅広い世代の芸能人に興味があります。)

 

アラフォーになると、20代の頃とはまた雰囲気が変わってくると思うのですが、アラフォーだからこそ、"大人の色気"や"大人の魅力"が出てくると思います。

さらにそこから、私は、アラフォーになること、もとい、歳を重ねることによって、特別な魅力が出てくると思います。それは、複雑に塗り重ねられた色から好きな色を見つけるように、歳を重ねて様々な魅力をもつようになった人から、自分が最初に好きになった頃の、「好き」の原点の姿はもちろん、色々な側面を見いだせることができるという魅力です。若い頃は、「かっこよさ」が前面に出ていた人が、年とともに、「かわいさ」「愛おしさ」「はかなさ」をも兼ね備えるようになる・・・そんな人物は、ますます魅力的ですよね!

 

 

藤巻さんについていえば、若い頃(とくに『粉雪』のころ)は、黒目がきゅるんとした中性的な魅力と色気が前面に出ていたと思うのですが、年を重ねて、そのような魅力に加えて、かわいさ、親しみやすさ、おとこくささ(←こういうことを言ってもいいのか悩みましたが、ファンクラブ名が「ますらを」であるくらいですから、良いですかね?)といった魅力が加わってきたと感じています。これからの藤巻さんをみるのもまた、楽しみです。

 

 

沼ったきっかけはそれだけではない・・・?

ここまで、藤巻さんのルックスの魅力に(今更)気づいてしまい、沼ってしまったと書きました。しかし、沼るきっかけは、ルックスの良さに気づくよりも前に、ひっそりと私の心の中に存在していたのかもしれません。

 

 

それは、藤巻さんが哲学や思想に通じていると知ったことです。

2020年くらいに、この記事を読んで、『藤巻さんすごい!』と思ったのです。

book.asahi.com

もともと私は、大学での専攻分野とは少しずれるものの、哲学や西洋政治思想といった、いわゆる「古典」というものに非常に関心があり、ちょこちょこ趣味的に読んでいました(政治思想史の授業も履修していました)。私が初めて手にしたそのような本は、プラトンの『ゴルギアス』(加来 彰俊訳、岩波文庫、1967年)でした。

(この藤巻さんの記事を見たのか、大学のゼミの先生からプラトンつながりで『国家』を勧められ、上下巻買ったのですが…積読中です、情けない笑。上下巻なので、ついつい後回しにして、新しく買った本を読んでしまうのです。)

 

 

哲学や思想といったものについて、好きなアーティストが、その人なりに考察して、紹介して、さらには、それを自分のエピソードと絡めている・・・その一連の思考がまとめられた記事を読むことができるのが、嬉しくてたまりませんでした。個人的に、プラトンは、読みづらいと思っていたので、あの『国家』から、こんなにもわかりやすく、大切なところを抽出できる藤巻さんは、やはりすごいなぁと思ったのです(「ソクラテスとポレマルコスの対話にイライラしてついに我慢できず、キレ気味に突如参戦してくる」という、藤巻さんの視点での解説が好きですね)。

 

 

他に私が好きな記事を挙げてみます。

まず、カフカの『掟の門』を取り上げた記事です。

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この藤巻さんならではの視点で、カフカの当該作品を解釈しているのが、非常に面白くて、この記事は、何度も読み返しました。『掟の門』については、私は、昔、好きな人に勧めてもらって読んだことがあります。その人曰く、岩波文庫の『カフカ短編集』は、星新一ショートショートが好きなタイプの人におすすめできる本だそうです(私は、星新一が大好きです)。

 

 

パラレルワールド」「並行宇宙」という言葉がある。ある世界や時空からは分岐して、それに並行して存在する別の世界や時空のことを指す。専門的なことはわからないが、たとえば、朝起きて、ご飯にするか、パンにするか、玄関を出て、右にいくか、左にいくか、それぞれ別の未来が存在するのかもしれない。あるいは、選択の連続の分だけ無限の宇宙が存在しており、違う宇宙では、違った生き方をしているのかもしれない。だが、僕自身が普段意識しているのは、ひとつの宇宙を生きていることだけだ。こんな考え方は奇妙奇天烈なのだろうか・・・・・・。

記事の冒頭で、書かれている内容です。

この藤巻さんの「意識」について、私自身も似たようなことをかなり前に意識していたことがあったので、同じことを考えていた人がいたんだ!と思い、非常に興味深く感じています。

「好書好日」の連載記事には、楽曲には直接に現れることのない、藤巻さんのなかの「意識」や「感覚」といったものが書かれていることが多いのですが、それに共感したり、あるいは、『そうなんだ~』とそこから新たな知見を得たりしています。それがとにかく楽しくて、ついつい何度も読んでしまいます。

 

 

 

次に、西田幾多郎の『善の研究』を取り上げた記事です。

book.asahi.com

藤巻さんが『善の研究』を理解するために行った努力が、この記事に掲載されている写真にギュッと詰まっていて、私はそれを見て、胸を打たれました。この写真を見た時に、「この人が好きだ・・・」と思ったのをよく覚えています。

まずは一度とにかく通読した。2度目は図書館にこもり、わからない言葉や、わからない概念などは辞書をひきながら、自分なりにこうではないかと解釈したことを付箋に書き込み、それを張り付けながら読み進めた。通算で何度読み返したかわからない。そして、その後、大学の先生や作家などが集まって『善の研究』を議論する場にも運よく飛び込みで参加させてもらうなどわかろうと努力はした。

この熱量がすごすぎます。尊敬します。そして、いつかその藤巻さんならではの「解釈」を、是非ひとつひとつ教えてもらいたいなぁ・・・と思っています(そんな機会は来ないでしょうけれども苦笑。しかし、来ない未来のためであれ、この本に対する理解を深めたいです)。

 

 

この記事については、自分なりの解釈と、藤巻さんの解釈とを比べて、その違いを理解したり、自分の理解の誤りを正したりするのが非常に楽しかったです。

すなわち、この記事で、『善の研究』の1ページ目の書き出しにある「純粋経験」が引用されています。まずは、藤巻さんの解釈を読むことなく、自分なりの解釈を考え、続きの「さて、冒頭の話に戻るが・・・・・・」のところを読んでみたのですが、そうしたら、全く意味がわかりませんでした。そこで、藤巻さんの解釈を"答え合わせ"的に読んでみたうえで、「さて・・・・・・」のところをもう一度読んでみたら、心の奥深いところからの"なるほど!"がありました。自分のなかでの話ではありますが、好きなアーティストと、同じ素材について、解釈を共有しているような気持ちになり、すごく嬉しくなります。そして、それがまた、自分の学びの原動力の一要素となっているので、非常にありがたいです。

 

 

そういうわけで、私は、藤巻さんの哲学・思想に通じているところが非常に好きです。もともと、レミオロメン時代の曲の歌詞に、他のアーティストの曲にはないような、内省的かつ哲学的な側面を感じていたのですが、この記事を読むようになって、その感覚に確信を得るようになりましたし、そういった曲にさらなる魅力を感じるようになりました。これからも、藤巻さんの「好書好日」の記事の更新が楽しみです。

 

 

もちろん、これからの藤巻さんの音楽もとても楽しみにしています。

超個人的に希望しているのは、まだ音源化されていない曲のリリースです。私がまだソロの活動を追いかけていなかった頃(2012年から2015年ころ)にリリースされた曲に、非常に関心があります。本当に聴いてみたいです。

とりわけ、ファンをざわつかせた『死にたいくらい』は、心の底から聴いてみたいと思っています。

そして、新曲群の中でも特に強調したいのが、この後披露した「死にたいくらい」に見る藤巻の覚醒ぶりである。歌詞の面では、例えば“乳房”など、以前ならば選ばなかったであろう言葉を大胆に用い、より“生”の深層に迫る表現に挑戦。鬼気迫るほど切実な様子で歌い、心に強く揺さぶりを掛けて来るのだ。歌い終えてのMCで、藤巻は、この歌詞はアフリカ滞在の最後の数日間に降りて来たと明かした。

www.excite.co.jp

高校時代、もう一度聴き始めた頃、SNSで『死にたいくらい』の歌詞の一部を見かけて、『藤巻さんがかなり踏み込んだ歌詞を書いている!?!?うそ~~~ん!?』と気が動転したものです(そういえば、『回復魔法』を初めて聴いたときにも、かなりの衝撃を受けました)。

表現手法のひとつとしてそういった要素を取り入れると、ぐーんと表現できる内容が広がりますよね。また新たな藤巻さんの歌詞の魅力が見いだせるのではないかと思うので、曲の全貌がとても気になります。

とはいえ、曲を作ったときの問題意識と、今の問題意識とが異なれば、わざわざ音源化してリリースするのは難しいのでしょう。いつか聴ければいいな〜という思いで、待つことにします!

 

 

(個人的に、そういった要素をもつ藤巻さんの曲を色々と聴いてみたいです。

高校時代からn年間追いかけてみてわかったことは、どうやら藤巻さんの言動には、人々に情欲を連想させるようなものがあるようだ、ということです。私も、連想させられる側の一人なわけですが、そういった側面が藤巻さんにもかなりあるというのことがわかり、さらに藤巻さんのファンになりました(え?)。だからこそ、そういった側面が強く生かされた曲も聴いてみたいなぁ…と思っています。まぁ…もともと、私の音楽の好みの一つとして、、、これ以上は記事にできませんね(笑))

 

 

 

(超余談)私が好きな藤巻さんの髪型

超余談として、私が好きな藤巻さんの髪型について、書いてみます。

私自身、髪型にかなりこだわりをもつタイプの人で、自分の髪型に対してのみならず、男性一般の髪型にも好みやこだわりがあります。そのため、好きなアーティストや芸能人の髪型は、ついつい注目してしまいます。

 

藤巻さんの場合、私は、もっさりしたひし形シルエットで、前髪は重ための感じが好きです。襟足も長めで、正面から少し見えているくらいが好きです。

長髪も好きなんですけどねぇ~特に、「SPECIAL LIVE 2022」のころの髪型なんて、たまらなく好きですね・・・色気が半端ないですよね。実際、長髪の男性(知人)を、昨年、初めて直接みたのですが、歩くたびにパーマがかかっている毛先がふわっふわっと揺れていて、本当に色っぽかったです。きっと、藤巻さんもそういった感じで、ふわっとした色気をふりまきながら歩かれていたことでしょう。

長髪か、重ためのすっきりか、悩ましいですが、私は、後者を推します!

 

 

最後に、私が好きな藤巻さんの写真をご紹介します。

 

まず、アルバム『北極星』リリース時のインタビュー写真です。

髪型もステキなんですが、青のブルゾンがよく似合っていますよね。笑顔もステキで、すごく好きです。

natalie.mu

 

つぎに、東京オリンピック聖火リレーの際の写真です。ちょっとまるっとした感じのシルエットの髪型がたまらないです・・・かわいいですよね!

www.yomiuri.co.jp

 

 

あんまり、あれやこれや書くと、ただの公開変態ラブレターみたいになってしまうので、ここまでにしておきます笑

過去の経験を踏まえて(=中学時代に某バンドの某ギタリストにめちゃくちゃ「お熱」だったこと)、同じ轍を踏むことのないよう(=痛々しくて暑苦しいファンになること)、理性的に推していきたいと思います笑