わんわん電鉄

好きな音楽は、鉄道の路線網のように広がっていくものだと思う

わんわん電鉄・ご利用案内(自己紹介のようなもの)

はじめましての方は、はじめまして。

いつもご覧いただいている方は、こんにちは。

 

こちらは、「わんわん電鉄」という個人ブログです。

“電鉄”という、いかにも鉄道ファンによる鉄道ブログっぽい名前ではありますが、本ブログは、J-POPやJ-ROCKの楽曲についての自由な解釈や考察を展開するものです。紛らわしくて申し訳ございません。

 

 

現在は、スピッツを中心に、レミオロメン藤巻亮太ロードオブメジャーなどの楽曲を取り上げています(これまでに取り上げた歌手・グループについては、「カテゴリー」をご覧ください)。

 

 

本ブログの理念

本ブログは、曲の意味や内容の解釈記事にあまり取り上げられないような曲を積極的に取り上げ、それについて自分なりの解釈や考察を提示することで、アルバム曲やシングルのB面曲ファンの方の"楽曲を理解したいという気持ち"に少しでも貢献したいという想いから開設されました。

 

 

本ブログの目的

本ブログの目的は、以下のようになっております。

・曲の意味内容の解釈記事にあまり取り上げられないようなアルバム曲やB面曲を積極的に取り上げ(もちろん、広く取り上げられている曲も取り上げることがある)、それについての考察・解釈記事を発表すること。

・アーティストのファンとして、特定の観点に基づいて、楽曲を紹介すること。

 

 

ブログ名の由来

「鉄道ブログ」ではないのに、それらしい名称なのか・・・?と思われた方も多いと思います。

それは、様々なアーティストの楽曲をとりあげることが、「路線図」の広がりのように思えたからです。例えば、東京メトロでいえば、大手町駅を中心に、丸ノ内線日比谷線副都心線、千代田線といった様々な路線が都内で広がっています。そして、各路線に様々な駅があります。これと同じように、「音楽」という「駅」を中心に、スピッツレミオロメンロードオブメジャーJUDY AND MARYなどといった「路線」が広がっていて、各「路線」にそれぞれのアーティストの曲という「駅」がある、という見方ができると思います。このような意味で、私のブログは「路線図」のようなものであると考えています。

 

だからこそ、『わんわん電鉄』という名前をつけてみました。このブログの様々な「路線」に乗って、素敵な出会いをしていただければなと思います。

 

 

 

ここからは、本ブログを運営しております「私」について、自己紹介させていただきます。

 

自己紹介

私は、どこにでもいる普通の音楽ファンです。

これまで私がどのような音楽に触れてきたのかということについては、次の記事をご覧いただけますと幸いです。

 

 

私がこのようなブログを開設しようと思ったきっかけは、先ほど書いたような目的を達成したいという気持ちもありましたが、それ以上に、「音楽」というものが好きだという気持ちがあるからです。そして、「音楽」が好きな理由は、想い出の音楽や好きな音楽を深く聴いて、その意味や景色を想像して、解釈するという行為により、日常生活が充実するということに気づいたからでした。

 

 

小さい頃から、親の影響で、J-POPを聴くことがとても好きでした。

中学生になって、自分のウォークマンを買ってもらってからは、より「音楽」にのめりこむようになりました。中学時代は、好きなアーティストの曲を網羅しようとすることをはじめ、地上波で放送している音楽番組はすべて録画してすべて観ていましたし、トレンドのアーティストやこれからブレークするアーティストをリサーチしたり、ギターを買って練習して好きな曲を演奏したり、好きなアーティストのラジオを熱心に聴いたり、好きなアーティストのDVDをすべてそろえて鑑賞したり・・・としていました。このことは、一般の音楽ファンとは変わらないと思いますが、私の人生の中では、最も「音楽」というものにのめりこんだ期間でした。

 

 

「音楽」にまつわる様々な活動(?)を通じて気づいたことは、日々聴いている音楽に、日常の想い出がつまってくること、それは後になってから気づくもので、日々聴いていた音楽こそが、人生のタイムマシンになるということでした。

 

 

高校に入学してからは、中学時代に抱えていたような「音楽」に対する情熱は少し冷めて、通学時にウォークマンに入っている好きな曲を聴くというだけの、ライトな音楽ファンになっていました。

 

 

それから、私の人生の転機となったのが、大学1年生が終わるときの春休みでした。

大学入学時は、大学受験に失敗して人生のどん底感を味わっていましたが、大学での様々な人との出会いや出来事を通じて、少しずつ気持ちが回復してきていました。ところが、大学1年が終わるというときの春休みの2月に、突然、これまでぴんと張っていた糸が切れてしまったのです。そして、大学入学時以上に、精神的にやんでしまったり、いろいろと不安になってしまったりして、まともに外出ができないくらいまでになってしまいました。

 

 

なんとかこの不安感や閉塞感を打ち破りたいと思い、いろいろ調べたところ、「寝る前になにか文章をかくとよい」ということがわかりました。

 

日記やポエム、エッセーといったものを書くのは苦手だった(というか、気恥ずかしかった)ので、これまでの私の人生の「一部」であるといえる「音楽」について、とりわけ、思い浮かんだ好きな曲について、自分なりの解釈や感想をノートに書いてみることにしました。1週間くらい続けているうちに、だんだんと不安感や閉塞感が薄れてきました。そして、暖かくなる頃には、そういったマイナスな感情はなくなり、これまで通り過ごせるようになっていました。

 

 

精神的に回復したあとも、好きな曲についてノートに書くことを続けていたのですが、そこでさらなる気づきがありました。それは、好きな楽曲について考えることは、その音楽の世界に深く入り込むこと(時には、曲の作り手と対話すること)であり、また、これまでの様々な想い出を思い返して、心に栄養を与えることでもあるということでした。だからこそ、元気になれたのかもしれません。

 

このようにして、好きな音楽を考察したり解釈したりすることが、充実した日常をつくる基礎になると確信した私は、”楽しい行為の結果”をノートという非常にプライベートな空間にとどめてしまうのはやめて、どうせなら、ブログという形で世間に自分の考えを発信していくほうがいいだろうと思い、ブログを開設することにしました。

 

 

 

また、最近になってから気づいたこともあります。

それは、好きな音楽について考えることは、なんのいさかいもない世界で、日常の喧騒から離れてくつろぐことである、ということです。

 

 

私が今ライフワークとして取り組んでいることは、価値観が対立していて、ほぼ常になんらかのいさかいのある分野を調査したり、それについて新たな考えを提示したりすることです(あまりはっきりとかけなくてすみません)。その分野について考えるだけならまだしも、その分野が所属している大きな分野にも、日常的にアンテナを張っておかなければなりません。その大きな分野は、私が取り組んでいる分野以上に、極端なイデオロギーの深刻な対立を孕んでおり、それに関するニュースを見るたびに、将来を悲観したり、考えこまなければならなかったりします。

 

そのような日々のなかで、自分のライフワークから離れて、自分の時間に、好きな「音楽」について論じることが、自分に対して安息を与えることであり、日常に充実を与えることであると感じました。私が溺愛して聴いているアーティストの楽曲は、いずれも強い政治性を有するものはありません。皮肉な現実世界を歌っているものでもありません。だからこそ、そういった、”誰も傷つかない世界”を歌う音楽を聴き、それについて、意味や景色を考えることは、ある意味で「旅行」に行くようなものだと思います。読書家が、小説を読むことを「旅行」と喩えることと同じです。そのような「旅行」こそが、心を潤してくれ、日常に彩りを与えてくれるのだと思います。

 

 

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私は専業ライターではないので、更新ペースは決して早くないですが、これからも、少しずつ、私の好きな楽曲についての考察や解釈をご紹介する記事をあげていきたいな思っています。

ちなみに、時折、私の超個人的な思い出話が記事に食い込んでくることがあるかと思いますが、それは、先ほど書いたような理由(想い出の音楽について書くことは、自分の想い出を探訪することでもあること)によるものです。

 

 

そして、そのような記事が、アーティストのコアなファンに届いたら良いなと思います。そう思うからこそ、そういったファンの方に読んでいただいても恥ずかしくないような記事執筆を心がけたいと考えています。

 

これからも、わんわん電鉄をよろしくお願い申し上げます。