2年越しの想いをもって、初めて堂島孝平さんのソロツアーに参加してきた感想【前編】
こんにちは、わんわん電鉄です。
このたび、私は、2024年10月から11月にかけて開催されている堂島孝平さんのソロツアー「米愛(マイラブ)」に参加してきました!そこで、今回は、参加したライブの感想について書いてみたいと思います!
ついに!念願叶って、堂島さんのライブに行くことができて、とても嬉しかったです!2年間温めた想いが実現して、とても感慨深かったです・・・。
ソロツアー詳細解禁!//
— 堂島孝平STAFF (@DJKH_STAFF) 2024年8月28日
堂島孝平 × SOLO TOUR 2024「米愛(マイラブ)」🌾
FC「黄昏流星群」先行🌠
8/28(水)12:00~9/1(日)23:59https://t.co/ym1Td9pNlT
スケジュール詳細▽https://t.co/Zyn6WWp3x5 pic.twitter.com/5j8W7swabQ
私が参加したのは、10月5日の新横浜公演と、11月16日の東京公演です。
この2公演について、それぞれ感想を、ネタバレも含めて書いてみたいと思います。
なお、あくまで私の主観的な視点に基づく感想にすぎないないこと、及び、(夢中になっていたためか)記憶が曖昧になっていて、実際と異なった記述になってしまっている可能性があること、事前にご了承いただけますと幸いに存じます。
この前編記事では、新横浜公演について、後編記事では、東京公演について書いています。
堂島さんが登場したときの脳内処理が追いつかなかった
私自身、過去にアーティストのライブ(対面)に参加したことは1回しかなく、それは、某4人組バンドの日産スタジアムでのライブでした。当時は、高校生だったので、親と一緒に参加しました。
今回、私がライブハウスでのライブに参加するのは、この堂島さんのライブが初めてで、しかも一人での参加だったので、とてもドキドキしていました。
色々と勝手が分からず、あれこれ考えて、ようやく座席について落ち着いたところで、ライブが開演しました。
「NO MORE 涙」が流れ出して、「願いは Everyday」と歌って、わっと登場する堂島さん。このシーンで、脳内処理が追いつきませんでした笑。
ただ、第一印象が強烈に残っていて、それが「めっちゃ顔いいな」でした。小学生並みの感想ですね笑。
かっこいい!かわいい!みたいな単純な言葉の感想しか思い浮かばなかったので、「考えるな!感じろ!」に徹することにしました。
実は、ライブに参加するまでは、色々と小難しいことを考えていて(何か目的を持ってライブに参加するんだ!とか、感動を言語化するんだ!とか)、まるで大学の講義に参加するかのような姿勢でライブ会場に向かっていました。しかし、堂島さんの軽やかで、キラッキラに輝いた登場シーンを見て、思考よりも感情を優先させよう!と決意しました。考えてる時間がもったいないですからね!それよりも、1秒でも多く堂島さんのパフォーマンスの素晴らしさを感じ取りたいと思いました。
いやぁ~、なんでしょう、大衆に待ち望まれたうえで登場する人物の、その存在がもたらす説得力みたいなものを強烈に感じました。パワーがすごい!
沁みるセトリ
堂島さんは、「今まであんまりやってこなかった感じ」を目指されていたようで、沁みる名曲たちがたくさん演奏されました。
具体的には、「俺は、ゆく」「ワセダ通り」「セピア」「存在」などです。
個人的には、「俺は、ゆく」にグッときました。
(公式SNSにその様子が掲載されていて、とても嬉しいです!)
実は、この日まで「俺は、ゆく」をほぼほぼ聴いたことがなかったんです・・・(オイオイ)。
それは、アルバム「フィクション」を聴く気がなかったから、とかでは全くないんです。ただただ、堂島さんの楽曲を、まずは古い順(90年代のもの)から聴いていって、『WHITE & BLUE』まで聴いたところで、今度は、『FIT』、つまり最新のアルバムから聴いていくという手順をとったために、2010年代の堂島さんの楽曲に対する理解がまだ非常に浅い状態だったんです・・・。
というわけで、実質ほぼ初聴きな「俺は、ゆく」を、ライブで聴いて、サビの盛り上がり方に「おぉーっ」と鳥肌が立ちました。
毎日 昨日より 愛してたんだよ
この歌詞について、堂島さんが「すごく良い歌詞だよね!」とご自身の作詞を評価していたのが印象的でした。
ちなみに、ライブ後、CD音源の方を聴いてみたのですが、また少し雰囲気が違っていてビックリしましたし、その世界観がすごいなぁと思いました。
個人的に、ライブで初めて聴いてから音源を聴くという手順が大好きなこともあり、とてもグッときましたし・・・沁みました。2回沁みました・・・。
横浜、思い出の地
ライブ会場は新横浜ということで、堂島さんは、上京して初めて住んだ街が横浜エリアだったこと思い出したこと、当時がを懐かしく感じたということを仰っていました。
当時、京急線沿線に住まわれていたようで、新曲「うむむ Holiday」の歌詞に出てくる「KQ」が「京急(けいきゅう)」の語呂合わせみたいになるね!みたいなことを仰っていたと記憶しています。これは、狙ってたんですかね!?(鉄道ファンの血が騒ぐ)
また、「葛飾ラプソディー」の制作秘話や、リリース当時のお話も聴くことができました。
私にとっても、横浜、というと、10代の頃の「推し活(当時はそんな言葉はなかったですが笑)」における思い出の地なので、なんとなく共感しながら聴いていました。実は、私自身、横浜に行くのは6年ぶりだったので、新横浜に降りたときに「ハマの電チャン」が印刷されたポスターを見て、懐かしくて死にそうになりました笑。当時、関内エリアや、横浜駅西口エリアに足繁く通っていたことを思い出しました。
印象的だった曲
このライブで印象的だった曲が2つあります。
1つめが、「ベンジャミン、空を睨む」です。
実は、この曲も恥ずかしながらきちんと聴いたことがなかったんです(人気曲&ライブ定番曲なのに、スミマセン・・・!!)。ライブで初めて聴いてみて、『なんて爽快で耳心地の良い曲なんだ~』と感動しました。
「じだんだ」のところをコール&レスポンスするのが定番なんですね!ひとまず見よう見まねで歌ってました笑。
やはりこの曲もライブ後に音源の方を聴いてみたら、二度目の感動がありまして、それはもう最高でした。
サビの部分のピアノと少し歪んだギターの音のバランスが最高じゃないですか!!しかも、歌詞をよく読んでみると、めちゃくちゃ深いじゃないですか!これは個人的感想ですが、悔しさとか辛さとか、重たい感情をうまくすくい上げて、軽やかに歌い上げることでそれらを「昇華」してくれている感じにグッときました。
2つめが、「きみのため」です。
こちらも恥ずかしながら、ライブで初めて聴きまして・・・(本当に2年もファンやってたのか!?って感じで本当にすみません・・・2010年代前半、ちょっと学習不足なんです)。これも、『こんなに爆発力のある明るい曲があるんだ!すごい!』と驚かされたのを覚えています。
そのうえ、サビの部分では、ファンの方の定番のフリ(手の動き)があるようで、大変勉強になりました!ライブ初学者の私なので、手拍子でその場を誤魔化してしまいましたが・・・次のライブからは、皆さんのようにフリができたらいいなぁと思います。
(ちなみに、Bメロの部分でPPPHをやりたくなるのは、私だけでしょうか!?)
ファンの方のフリ、というと、「PERFECT LOVE」でも「LOVE」のところで、おそらく指をLの形にして、曲に合わせて腕を前方に出しているファンの方が多かったです。この曲も定番の振りがあるんですね!・・・となると、例えば「CHOCO ME BABY」でも「LOVE」のところで似たようなフリをするのが定番なんですかね!?気になります!
今回のライブでは、私の学習不足のためにライブでまさに「初めて」聴く曲が割と多かったのですが、初めて聴いたのがライブバージョンだったからこそ、音源で聴く曲に対する愛着が深まった、あるいは、解像度が高まった、という感じがしています。ライブ最高!
なお、ライブ中には、メドレーも披露されたのですが、それも素晴らしかったです!
確か、「センチメンタル・シティ・ロマンス」と「ゾンビのカーニバル」、「これ以上キミはいらない」の3曲だったと思います(順番は忘れてしまいました)。
「センチメンタル・シティ・ロマンス」は、個人的に色々あった2023年~2024年の冬にヘビロテしていた曲です。夜8時頃、帰り道の商店街が街灯に照らされる様子を見ながらこの曲を聴いて浸っていたのを思い出しました。思い出深い曲を聴くことができて嬉しかったです。
本物のジャケットプレイ
「ジャケットプレイ」というと、私はジャケットを脱いだり着たりして、セクシーさを表現するものだと思っていました(実際、ライブ中、堂島さんは何度かその「ジャケットプレイ」をされていました。楽しそうにジャケットを脱いだり着たり…見ていて微笑ましかったです!ジャケットの袖口が留まっていて、そこがツボでした)。
しかし、堂島さんの仰る「本物のジャケットプレイ」は、それとはかなり違うものでした。それは、想像をはるかに超えていて、本当に驚きました。
本物のジャケットプレイ…それは、曲の始まりに堂島さんが観客席に投げ入れたジャケットを、曲中、観客で回し、ジャケットが観客席を一周したあと、曲の最後に合わせて堂島さんのもとに返す、一連の行為のことのようです!?(堂島さんが指しているのは、ジャケットを脱ぎ着することのほうではなく、ジャケットを回す方ですよね!?)
最初、堂島さんがご自身のジャケットをぶん!と力強く観客席に投げ込んだとき、「!?あげちゃうの!?」と思いました。しかし、そうではなく、受け取った観客の方から回収し、再びジャケットを投げる・・・それを何度かくり返していました。これは、新しいですね!!回収行為が面白すぎました・・・意外性が高すぎる・・・。
それから、「Almond」のときだったかと思いますが、ジャケット回しが始まりました笑。どんどん前の方からジャケットが送られてきて、運良く私のところにもジャケットが回ってきました!恐れ多くて触れない~と思いつつ、「早く回さねば!」という思いからがっつりジャケットの生地を掴んでいました。
なんだかよく勝手が分からないので、とりあえず周辺の座席の方(回ってこなかったゾーンの方)と共有して、次のゾーンに回しました。とにかく焦りました笑。割とシャカっとした素材だったようなことと、「え~!私物を観客に(一時的であれ)委ねてくれるなんて太っ腹!」と感動したのをよく覚えています。
そして、結構な早さでジャケットが回り、ゴール地点についたので、堂島さんが「ちょっと!早いよ!そこ(前の方の座席の方)!持て余して!」みたいなことを仰っていたと記憶しています(確か!)。その「持て余して!」という言葉が面白すぎて・・・最高に好きですね~。
そして、ゴール地点の一人一人が持て余した結果、確か、良い感じに曲の最後にジャケットが堂島さんのもとに戻ってきたのでした。
すっごく楽しかったです!!
多様なパフォーマンス
沁みる名曲たちをしっとりと聴かせつつ、盛り上がる曲は、わいわいと多様なパフォーマンスで盛り上げ、魅せてくれました。
個人的に印象に残ったシーンが3つあります。
第一に、「きみのため」での「セミナースタイル」です。
ステージの真ん中、台?バー?みたいなのがあったのですが、そこに座って、「セミナースタイル」を展開してくれました。足を組んで、なんだか講師風でした笑。歌詞の一部を講義のように(教訓を教えてくれる先達のように?)話す(≓語る)ところが本当にセミナースタイルでした!
第二に、「Almond」の曲の冒頭、観客への「立って!やっぱ座って!立って!」です。このシーンは、公式SNSにも掲載されていました!
個人的に、こういったちょっと観客に対する無茶ぶり感のあるフリが大好きなので、なんだか嬉しかったです!めっちゃ笑いました!
だからこそ、このシーンが公式SNSに「思い出用」のような形で掲載されたら嬉しいなぁ・・・と思っていました。実際に掲載していただけて、何度もこの面白すぎたシーンを振り返ることができて、嬉しさ倍増です!
第三に、ハーモニカを使って多彩に魅せてくれたシーンです。
何の曲だったかうろ覚えなんですが、曲の最後にハーモニカで演奏してくれたことがありました。それはもうすごくて、『アレンジの引き出しがすごい!!』とただただ感動していたのですが、演奏のすごさだけではありませんでした。なんと、口にハーモニカを咥えた状態(手でハーモニカは持たない)で演奏を始めたのです!『いやそれでどうしてそんなにうまく吹けるんかい!』とツッコみたくなりました笑。
そして、最後、そのハーモニカをステージに落としていたと記憶しています。いやほんとに破天荒すぎる笑。
(字の意味のまま)「繊細にして大胆」なパフォーマンスという感じで、そこには、驚きと感動と笑いがありました。すごい技術だなぁと思いました。
なんでこんなにパフォーマンスの引き出しがあるんだろう?と、ただただ感動していました。歌もギターもお上手で、そのうえでの、華麗で多様なパフォーマンスと面白いトーク。天才ですね!すごすぎる!憧れます!
全体的な感想
横浜公演では、私自身、初ライブということでとにかくいっぱいいっぱいでしたし、初めてじっくりと聴く曲も多かったので、ライブ後、事細かな感想があまり記憶にありませんでした・・・。ものすごく強い光を浴びにいって、ものすごく強い光の中に包まれた、という感じでしょうか。そんな体験でした。
ただ、ライブが終わったあと、なんだか「学び」みたいなものや、自らの力ではなかなか生み出せない「新鮮さ」が胸の中に溢れていました。
それと同時に、約2年間、堂島さんの楽曲を聴いたり、過去のインタビュー記事を読んだりして、私が目指したい(取り戻したい)ベクトルをもっている方なのでは?と直感的に感じていたのですが、今回ライブに参加して、直接堂島さんのパフォーマンスを浴びたことで、その直感が確信に変わったような気がしました。
このような私自身に関する感想についても、後日、記事にできればと思っています!
新横浜公演の感想(前編)は以上です!
東京公演の感想は、後編に続きます!
後編は、こちらです!↓↓